「家を建てよう!」
そう決めてから具体的に何をすればいいのか、分かりませんよね。
わが家でも何から手をつけていいのか分からず、手がかりをつかむべく、まず住宅展示場に行ってみました。
でも正直、これが失敗でした……。
住宅展示場はどういう人が行くところ?
事前に調べなかった私たちも悪いのですが、住宅展示場にはこんなイメージを持っていました。
- 家づくりの手順やノウハウを教えてくれる
- 家づくりの相談に乗ってもらえる
- メーカーの特徴を教えてくれる、メーカーごとの雰囲気の違いを味わえる
そう、家づくりについて基本的なことを知ることができる場だと思っていました。
でも、実際はそうじゃなかった。
住宅展示場は、すでに 土地があって(もしくは購入見込みがあって)、資金準備や予算計画も立っていて、残すはハウスメーカーを決めるだけという人に向けた場所 だったんです。
住宅展示場に行ってみて感じた注意点
具体的な計画がないと、真剣に取り合ってもらえない
住宅展示場でモデルハウスを見せてもらう際には、どのメーカーでも最初に、来場者アンケートを記入します。 だいたい、以下のような内容です。
- 氏名や現住所など
- 勤務先
- 家の予算
- 家を建てる場所
- 家を建てる時期
このとき、③~⑤が決まっていないと真剣に取り合ってもらえません。
私たちは、もちろんまったく決まっていませんでした。そのため、記入した事項はすべて希望的観測です。
営業さんに「もう土地はお決めになられたんですか?」と聞かれて、「いえ、まだです」と答えたら、どの営業さんもガッカリしているのが分かりました。
ただそうはいってもお客なので、ひととおりモデルハウスの案内やメーカーの特徴の説明などはしてくれましたし、こちらの質問にも答えてくれました。その案内には、あまり力を入れてくれない感じでしたが……。
展示されている家はハイグレード
住宅展示場で展示されているのは、どれもかなり大きな家です。
材質もよく、間取りも凝っていて、内装もオシャレ。 なので、どれもすごくよく見える。
ここで理想を膨らませすぎると、いざ現実を見たときに落胆してしまうでしょうね。

住宅展示場に行ってよかったこと
ただ、住宅展示場にいってよかったこともありました。
知らない情報がもらえる
「営業さんに真剣に取り合ってもらえない」と書きましたが、そうはいっても各メーカーの営業者と直接お話すると、得るものもあります。
じつは私たちは家づくりには1年くらいかかるかと思っていました(だからこそ引っ越し時期を少し先に設定していました)。
ですが、実際には3~4カ月で家は建ってしまうとのこと。そういった基本的なことも教えてもらいました。
また、土地探しに難航している私たちをみて、おすすめの分譲エリアを紹介してくれる方もいました。 直接お話できたのはよかったですね。
各メーカーのカラーを知ることができる
また、営業さんを通して、その会社のカラーを知ることができます。
印象の良い営業さんも、ちょっとどうなのと思う営業さんにも出会いました。
たとえば、うちの夫は士業をしています。職業を知って羽振りがいいと思われたのか、強引に高級エリアを推してくる営業さんもいました。
一方で、後日お礼状をくれた方や、「自分の会社以外なら、どこで建てることを勧めますか?」といった私たちの意地悪な質問にも誠実に答えてくれた方もいて、そういったハウスメーカーには好印象を抱きました。
これはハウスメーカーを選ぶ際の材料にはなり得るな、と思いました。
いろんな家を見るのが楽しい
モデルハウスが、たとえ自分の手が届かないようなハイグレードな家だとしても、いろいろな家を見るのはとても楽しいものです。
「こんな間取りもあるんだ」「こんなデザインもできるんだ」と、家の固定概念を覆してくれたりもします。
また、子供たちがいろんな子供部屋を体感できたりと、とても楽しそうでした。
家族みんなの「新しい家を建てたい!」という気持ちが高ぶりますね。
来場者プレゼントがもらえることも
キャンペーンがあったりして、来場者プレゼントがもらえることもあります。
実際、わが家もクオカード狙いでモデルハウスを見に行ったりしました。
住宅展示場に行くタイミングに気を付けて
私たちは、家づくりについてあまりにも進んでいない状態で住宅展示場に行ってしまいました。
そのため、おそらく「遊び半分で来たな」と思われたのでしょう、その後に営業攻勢がかかるということはありませんでした。
そして実際に家づくりにどれほど参考になったかといえば、、、 あまりならなかったかな。
住宅展示場に足を運ぶタイミングを完全に間違いました。
きっと、土地をみつけて、さあこれから家を建てるぞ、というときに行ったら、もっと楽しめたし、参考になったんだろうと思います。。。
