ライター業

文章力を上げるには、どんな練習が効果的?出版社時代にやった2つの鍛え方

いま若い方や主婦層でライターをめざす方、多いですよね。

未経験でもOKで、とくに資格も必要なく、誰にでも挑戦できる職業です。

「わかりやすい文章」を書くのは難しい

「わかりやすい文章」「誰にでも伝わる文章」を書くことは、簡単に思えて意外と難しいんです

出版社で働いていたとき、一般の方を対象とした作品コンクールの下読みをしていたことがあります。話の筋がわかる作品は10作品に1つあればいいほうで、本当に伝わる作品は50作品に1つくらいでした。

また、東〇大学の文系を卒業した新入社員を部下に持ったことがありますが、最初は文章がまるでダメでしたね。頭がいいからといって、うまい文章が書けるわけではない。

わかりやすく文章を書ける人というのは意外に少なく、難しいことなんです

もちろん私も最初はヘタクソでした。ですが特訓して、いまではかなり自信が持てるようになりましたよ。

そこで、文章力を上達させるために私が効果的だと思った方法をご紹介します。

私が実践した文章力の磨き方

基本的な文章についてのイロハは身につけていることが前提で、どのように文章を磨いていくかのお話をしますね。

①第三者に自分の文章を読んでもらう

自分の書いた文章が、本当にわかりやすいのか、筋が通っているのか、読んだ人に伝わるのか――。

これらは自分ではなかなか分かりません。自分の文章ってけっこう、自分中心で、自己満足に陥っているものです。

「自分が読めば理解できるけれど、ほかの人が読んでも分からない」ということです。

こうならないために、ぜひ自分書いた文章を、自分以外の人に読んでもらうことをおススメします。

できれば、文章の書ける人、自分より文章の上手い人が望ましいですが友人や家族でもいいと思います。誰にでも伝わることが大切ですから。

私の場合は、職場の先輩編集者に徹底的に指導されました。自分で書いた文章が残らないくらい赤字を入れられて、書き直しても書き直しても、どんどん赤字で直されました。

自分の表現の拙さ、文意が通らない箇所、内容を掘り下げるべき箇所、文脈やストーリーの良し悪しなど、さまざまなことが浮き彫りになってきますよ

②理想の文章をそのまま書き写す

「写経」というのがあります。お経を書き写すことですね。

文章についても「書き写す」のはおススメです。

といっても、今は文章を書くのにパソコンを使うので、文章をタイピングするわけです。

うまい文章をタイピングしてみると、文章の流れや、分かりやすい文章とはどんなものかがわかってきます。

出版されている本や雑誌なら、どれでもいいと思います。編集者の目を何回も通し、校閲・校正を経て世に出ているものですから。

えいこ
えいこ
小説などの文学作品は別です。あれは練習して書けるものでもないと思うので……

文章のタイピングも、出版社に勤めていた時代によくやっていました。

今では発売される本や雑誌はすべてデータが残っていますが、たとえばデータが残っていない昔の本の復刻版を出したり、再掲載したりする場合、現物をみながらイチから手入力でデータを作成していきます。

データ作成をしてくれる専門の業者もありますが、私はそんなときは、時間の許す限り自分でタイピングしていました。

これをやっていると、ボキャブラリーも増えるし、流れるような文章の綴り方を知ることができますよ。

自然に身につくまで鍛えよう!

これらは、一朝一夕に身につくわけではありません。

私も数年かけて徐々に上達してきました。

最初に「うまく書けるようになってきたかも」という実感が得られるまで、2、3年はかかったのではないでしょうか。

時間はかかりますが、身についてしまえばいろいろなところで応用できます。

これからももっと文章に磨きをかけていきたいと思います!

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